にもかかわらず【やる】と決意する

2026年10月5日

にもかかわらず「やる」と決意する

人と人との間には、越えがたい線があるとよく言われる。どれほど親しい相手であっても、完全にわかり合うことは難しい。むしろ、分かり合えないことの方が多いのかもしれない。

それでも関係を結ぼうとするとき、大切なのは「わかり合えるはずだ」という楽観ではなく、「わかり合えないかもしれない、にもかかわらずやろう」という決意なのだと思う。

難しいと知った上であきらめずに関わり続けると、関係は急に変わるのではなく、夜明けのように少しずつ移り変わっていく。わかったと思った瞬間、またわからなくなり、混乱し、そして少しだけ光が見える。その繰り返しの中で、関係は漆を重ね塗りするように、ゆっくりと深みを増していく。

相手を理解しようとする努力そのものよりも、理解できないと知りながら関わり続ける決意こそが、人とつながるということの本質なのではないだろうか。

子育てや教育、人間関係のあらゆる場面で、この「にもかかわらず」の姿勢は共通している。すぐに結果が出なくても、焦らず、関わりを切らずに続けていくこと。その積み重ねが、いつか静かな変化を生むのだと思う。

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