▼なぜ裏切られても見捨てないのか
どんなに親身になって対応しても、同じ過ちを繰り返したり裏切られることはしょっちゅうあります。
それは覚悟しないとダメです。
それでも受け止めてあげられるかどうかということですね。
債務整理は、その人の救済のごく一面にしかすぎないのです。
人間は弱いから、取り立てが止まって給料が全部もらえるとなると飲みに行ったり、ギャンブルに手をだしたりと、また借りたりと同じことを繰り返す。
失業中の人は仕事を見つけないと本当の解決にならない。
病気で収入がなくてお金を借りた場合は、まず病気を治さないといけないし、精神的な病を抱えている人はカウンセリングが必要です。
弁護士が衝立てになって負債整理はしていますが、それがすべての解決にはつながらない。
その人の生活の立て直しには、いろいろな支援が必要なんです。
本来、これは国や行政がやるべきことだと思います。
多重債務に陥った人が生活を立て直すためには、社会的にもっといろいろな団体とのネットワークが必要だと思っています。
By宇都宮健児
(プロフェッショナル仕事の流儀2より)
02/20:反田快舟
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