アートディレクター=医師:中小企業の未来を拓くコンサルネット

中小企業の未来を拓くコンサルネット
アートディレクター=医師

クライアントは、何か問題があるから頼んでくるわけです。
「もっと売りたい」とか、「売れないからなんとかしたい」とか。

人間も健康だったら病院に行かない。
「お腹が痛い」とか、何か問題があってみんな行くわけです。
そうして病院にやってきた患者が「おなかが痛い」と言っても、
医師はそれだけでは「胃が痛いの」のか、「肝臓が痛い」のかわからない。
そのために問診するんですね。

僕とクライアントの関係もそれと同じで、売上が上がらない理由をどんどん分析していって、
「たぶん、こういうところが悪いんじゃないか」というふうに見つけていく。
医師だと、手術や薬といった処方する。それを僕はデザインでやるわけです。
A案、B案、C案のように、どうやって治すかをクライアントと相談しながらやるんです。

実際にそれを処方した後は、ものが売れたり、企業イメージが上がったりと、
かなり具体的に結果が出ますから、やりがいを感じます。
By佐藤可士和

(プロフェッショナル仕事の流儀2より)

経営コンサルタントも「企業の医師」と言われます。
通信簿は、その企業の「決算書」です。
結果が出なければ、いくら時間を費やしても価値がありません。
現状認識で「問題の本質」がつかめたら50%は解決といえます。
後の50%は処方箋をどう実行するかです。
2008/02/04 21:36:consulnet.co.jp