小さな、小さな一番:中小企業の未来を拓くコンサルネット

中小企業の未来を拓くコンサルネット
小さな、小さな一番


佐藤勝人さんは、栃木県の白沢街道沿いに60坪のカメラ店をはじめました。

彼が24歳のときです。ビジネスを何も知らない彼が、果たして量販店に勝てるのか?

結果。栃木県で一眼レフカメラ販売シェア70%
コンパクトカメラ販売シェア55%
ビデオカメラ販売シェア45%
カメラ売上5年連続北関東甲信越NO.1

何も商売を知らなかった24歳は、どうやって「伝説」を作っていたのか。

小さな、小さな、小さな一番を取ることを突破口にしたのです。

ビデオも、テレビもカメラも、ではなくて、先ずは得意のカメラに絞る。
しかし、カメラだけでもまだ一番にはなれない。

さらにメーカーを絞ろう。SONYにしよう。機種まで絞ろう。ハンディカムに。

SONYのハンディカムを徹底的に売るというコンセプト。
これだけピンポイントに絞り、集中特化すると、すぐ一番になれる。

その時です。勝負に出るのは。

「栃木県でSONYのハンディカムを一番売る店、サトーカメラ」

というチラシを出したのです。

お客様は、「一番売る店」という、そこだけが印象に残ります。
さらに、そこまで絞り込まれているから
SONYのハンディカムを買いたいと思っているお客さんが来ます。
そこにはSONYのハンディカムにむちゃくちゃ詳しい社員が待っています。
会社も自信がつくし、社員も自信がつきます。

ここに上昇気流が生まれたのです。

小さなNO.1になれば、そこからあっという間。
業界初の、圧倒的地域一番店になるのです。

伝説は小さな、小さなNO.1から。

(名言セラピーより)

2007/10/03 16:25:consulnet.co.jp