量が過ぎれば袋破れる:中小企業の未来を拓くコンサルネット
●
中小企業の未来戦略
●
営業支援プログラム
●
EQで個人の自立を支援
●
経営お役立ちツール
●
経営お役立ち情報
●
住宅会社の集客アップ
●
中小企業のISO
●
コンサルネット/会社案内
●
ログイン
今日 13件 昨日 17件
合計 1,161,866件
中小企業の未来を拓くコンサルネット
量が過ぎれば袋破れる
“古川水絶えず”というが、このように変化の激しい時代では、このことばは通用しなくなってきた。創業何十年の老舗、名門の上場企業でも黒い噂が出て、同業者の傘下にくだるだけではなく、各業界で合併・吸収・倒産がぞくぞくと起こっている。“量過ぐれば袋破れる”というように、会社の中身と経営の実態が違ってくるとアウトになる。経営は、ひと・もの・かねのバランスだというが、肉体的条件のみ大人であっても、ものの考え方や、することが子供並では、今の時代に生き残ることはできない。
量と袋の関係について考えてみよう。まず業種である。石炭など、時代に合わぬものを袋に入れていれば中味から腐っていく。また、取り組んでいる業種によって適正規模がある。市場の大きさ、企業活動の範囲を考えて、中味の配分と袋の大きさを考えねばならない。
第二には、経営者の経営能力である。社長だけでなく、その後継者はどうかによって、袋の大きさを決めるだけでなく、中身の量によっては、袋を小口にして分けたほうがよい。
第三には、人材という入れ物である。企業は人なりというように、発展成長をつづける会社であっても、それをやりとげる人たち、つまり仕事に適した人が、どの部門にも必要なだけいなければパンクする。
第四に、コストから袋の大きさを考えねばならない。生産・販売・管理の単位から考えて、どのような袋の大きさが一番原価が安くつくかを考える。
第五には、資金面からの制約である。個人資本のみにての成長には限界がある。資本調達力によって事業規模はどうだろうかを決める。
第六は、政府の方針からいってどうかである。中小企業は大きく変わらねばならない段階にきている。合併するか、吸収されるか、系列下にはいるか、自己の力で成長するか、膨張策にブレーキをかけ分散するか。量を減らすか、増やすか。袋の大きさをどのように変えていくか。中味と入れ物とがバランスするようにしていかねば、袋は破れてしまうことは避けられないであろう。
2007/01/25 13:06:
consulnet.co.jp
...中小企業の未来戦略に戻る
Copyright (C) consulnet.co.jp All Rights Reserved.