「子どもの可能性は数字では測れない」:中小企業の未来を拓くコンサルネット
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「子どもの可能性は数字では測れない」
親や教師が子どもを評価するとき、どのような個性をもっているかではなく「何番」であるかだけに頼ろうとする。
しかも、努力さえすればだれでも一番になれることを前提としているので、子どもたちのプレッシャーは極端に高くなる。
日本は「競争社会」だからいけないというが、その認識は中途半端である。「競争社会」といえば、欧米の方がはるかにそうである。
彼らはフェアであるときの競争や対決をよしとするが、その出発点に個人があり個性がある。
ところが、日本の競争は個人よりも、ともかく全体のなかにのみ注目するので、無用、無意味の競争が多いところに問題がある。
例えば、中学生の試験においても、順位を明確にして差をつけなければならないために、瑣末なことや、どこかに落とし穴があるようなものや、ともかく早く答えねばならないようなものが多くなり、しかも、そこで1点を争っている。その試験で5点くらい違っても、おそらく、その人間の基礎学力としてはなんら差がないのに、外からの評価としては明らかな差が生じてくる仕組みになっている。
日本の教育の画一性、あるいは大学の入試制度を嘆く人は多いが、この問題は日本人全体にかかわる根本問題であるという認識が必要である。偏差値が低いからダメということはなく、後でいくらでも変わる。
その変わるということを我々が自覚する必要がある。
偏差値は、いわゆる『お勉強の程度』は測れるが、それ以外のものを測ることはできない。
(「人生学ことはじめ」より)
2006/12/10 11:18:
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