「解答を得る、という罠」:中小企業の未来を拓くコンサルネット
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「解答を得る、という罠」
イスラム教の、その子はいじめられっ子だったが、何とか自分を強くして欲しいと祈ったら、アッラーが力を与えてくれたのか、ぐっと相手をにらみつけることができた。
しかし、問題はそこで終わらなかった。いじめっ子の方が自分を強くしてくださいと神に祈るとどうなるのかという疑問が生まれてきたのだ。
考えてみると、この世には悪いやつで強いのがたくさんいるではないか。これに答えて欲しいと、その子はアッラーに祈った。
そのとき、この子は神の声を聞いた。「一生悩み続けていいのだ。悩みをしまいこんで忘れないように祈りなさい」と。
この子はこの答えに当惑する。神はもっと明確な答えを与えてくれると期待していたから。
しかし、その後も考え続けて、「悩み続けることに意味がある」ことを悟る。子ども達は大人を超える光を感じ、大人の計り知れぬ闇も体験していることであろう。
大人も子どもに負けぬように、もう少し悩み続けてもいいのではなかろうか。
最近の不幸な事件の報道に接して思うことは、どんな事象に対しても「なぜ」と問いかけ、その原因を探り、それなりの答えを導き出し安心するというパターンにはまり込みすぎている、ということである。
一番大切なことは、このようなことは簡単にその「原因」など分かるはずがない、ということである。原因−結果という一つの道筋によって、これほどのことを説明したり、納得したりしようとする態度を、まず棄てることが必要ではないか。「なぜ」と問えば必ず答えが返ってくるはずだ、というのは、浅はかな思い込みだと思う。
(「縦糸横糸」より)
2006/10/19 10:36:
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