・日本を戦争へと導いたのは新聞社・日露戦争での戦争賛美がその分水嶺・軍部を化物にしたのは新聞社であり、それに煽られた国民だ元特攻隊員が高山(新聞記者)に問い詰める。【永遠のゼロ】(百田尚樹著・講談社文庫)は単なる零戦パイロットの物語ではない。・人命軽視思想・エリート軍人の勇気のなさ・誰も責任を足らない無責任体質 特攻隊員たちは、「逃れることの出来ない死をいかに受け入れ、 その短い生を意味深いものにしようと悩み苦しんだ」 (P428)戦後69年、日本の体質は今も全く変わっていない。